腰痛は、腰部周辺に生じる痛みの総称で、急性腰痛慢性腰痛の2つに大別されます。

  • 急性腰痛通常6週間未満の痛みで、多くは急な動作や重い物を持ち上げることで筋肉や靭帯が損傷し発症します。
  • 慢性腰痛6週間以上続く痛みを指し、再発することが多いです。

腰痛の約90%は筋肉や骨格の歪み由来ですが、残りの10%は内臓からきている場合があります。

ここでは主に筋骨格系からくる腰痛の原因を挙げていきます。

腰痛の原因

  • 筋筋膜性腰痛: 急な動きや無理な姿勢、重い物を持ち上げることで筋肉や靭帯が損傷し、その炎症から痛みを引き起こします。
  • 椎間板ヘルニア: 椎間板の一部が外に飛び出し、神経を圧迫することで強い痛みを伴います。
  • 脊柱管狭窄症: 加齢により脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれが生じます。
  • 変形性脊椎症: 加齢に伴う脊椎の変形や骨棘の形成により、神経が圧迫されることで痛みが発生します。
  • 圧迫骨折:尻餅をついた時や、重いものを持った時に、背骨がつぶされて痛みが発生します。
  • 骨粗鬆症: 骨密度の低下により、骨折しやすくなり、骨の炎症によって腰痛の原因となります。
  • 脊椎分離症・脊椎すべり症: 脊椎の一部が分離したり、前方にずれたりすることで神経を圧迫し、痛みが生じます。
  • 坐骨神経痛: 坐骨神経が圧迫されることで腰から脚にかけての痛みやしびれが生じます。椎間板ヘルニアが原因であることが多いです。
  • 心理的要因: ストレスや不安、うつ病などの心理的な問題が筋肉の緊張を引き起こし、腰痛の原因となることがあります。
  • 不良姿勢: 長時間の座り仕事や立ち仕事、不適切な姿勢が腰の筋肉や靭帯に負担をかけ、痛みを引き起こします。
  • 妊娠・出産:胎児や女性ホルモンによる仙腸靭帯の柔軟化で、骨盤が歪んで痛みが引き起こされます。
  • 運動不足: 筋力低下や柔軟性の欠如により、腰に負担がかかりやすくなります。
  • 肥満: 体重増加により、腰にかかる負担が増し、痛みを引き起こします。
  • 内臓の問題: 腎臓や膵臓、腸などの内臓の病気が腰痛を引き起こすことがあります。例えば、腎臓結石膵炎などです。
  • 関節炎: リウマチ性関節炎や変形性関節症などの関節の炎症が腰痛を引き起こすことがあります。
  • 感染症: 骨や椎間板の感染(例えば、脊椎の感染症や椎間板炎)が原因で腰痛が発生することがあります。

日々の生活の中で、腰痛に苦しむことは本当に大変なことです。痛みがあると、普通の動作や活動が困難になり、心も体も疲れてしまっていることでしょう。

今は辛いかもしれませんが、適切な治療とケアを続ければ、痛みは和らぎ、回復への道が開かれます。まずは、自分の体に優しく、無理をしないことが大切です

毎日の生活の中で、少しずつ改善を感じられることができるよう、なかもと整骨院では治療できることと、できないことを分け、日々真剣に腰痛改善に取り組みます。