変形性肩関節は、肩の関節の軟骨が変性し、関節の形や機能が損なわれる状態です。この状態は、加齢や長期間の肩の負担、外傷などによって引き起こされます。

変形性肩関節症の症状

変形性肩関節症は以下のような症状を伴います。

  • 肩の痛み:変形した軟骨が擦れて、強い痛みが生じます。
  • 可動域の制限:肩を上げたり回したりする動作が難しくなります。
  • 肩関節の腫れやこわばり:朝起きたときや長時間同じ姿勢を続けた後に感じやすいです。
  • 夜間の痛み:夜間にも痛みが増すことがあり、睡眠の質を低下させることもあります。
  • 動作時の音:肩を動かしたときにクリック音やグリグリ音がすることがあります。

変形性肩関節症の原因

変形性肩関節症は、以下のような要因によって引き起こされることが多いです。

  • 加齢:
    年齢を重ねることで関節の軟骨が摩耗したり、靭帯が線維化することによって肩関節が変形します。
  • 過度な使用:
    重労働やスポーツなどで肩関節を酷使すると、軟骨がすり減りやすくなります。
  • 外傷:
    肩のケガや骨折や脱臼が原因で関節に負担がかかり、変形性肩関節症を引き起こすことがあります。
  • 腱板断裂:
    腱板が断裂することで肩関節が不安定になり、偏摩耗が進行していきます。

なかもと整骨院の施術

変形性肩関節症の施術は、痛みの軽減と肩の機能回復を目指します。当院では、以下のような方法を用いて治療を行います。

  1. 電気治療
    痛みが強いときは、関節周辺の筋肉の過緊張があるため運動療法ができません。
    まずは超音波やハイボルト治療器などを使用し、筋肉のこわばりを緩和していきます。
  2. 手技療法
    手技療法を用いて肩関節の柔軟性を改善します。
    肩関節だけでなく、頸部、肩甲骨周辺の筋肉や靭帯の緊張を緩和させ、可動性を回復させることで、痛みの軽減を図ります。
  3. リハビリテーション
    変形性肩関節症の治療には、リハビリテーションも欠かせません。専用の運動療法やストレッチを行い、肩の可動域を徐々に回復させます。無理のない範囲でプログラムを進め、患者様のペースに合わせて治療を行います。

変形性肩関節は、患者の生活や日常活動に影響を与える慢性的な状態であるため、早期の診断と適切な治療が重要となります。

変形性肩関節症でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。